私は何をどう美しいと思うのだろうか?

イベントのご案内です。

私はこれまで「人のつながり」や「合意形成」に関心を持ち、そのようなセミナーやワークショップに参加したり、企画したりしてきました。こうした取組によって、感動的な出来事や、驚くような変化が起きることがありました。

しかし、そうではないことも多くありました。その原因が何だろうと、モヤモヤした気持ちになることがありました。もちろん、企画や対話のやり方を見直すべき場合もありますが、時に、もっと足下から崩れていくような感覚を得ることがありました。

それを私なりに振り返るに、たとえば以下のようなことが起きていたのではないかと思っています。

・ 「自分と自分」がつながれていない状態で、「自分と他者」をつなげようとすること

・ 「私にとって大切なこと」がわからない状態で、「私たちにとって大切なこと」を決めようとすること 


これらの行為は、すればするほど、かえって自分で自分の疎外感を強めてしまうおそれがあると思っています。

そこで、今回は、美術作品を媒介にして、自分の感覚と向き合い、他者のそれを聴くことを通じて、自分自身の「価値のものさし」を少しでもクリアにすることを目指します。それが、私たちの仕事や暮らしを見直すきっかけになればいいなと思っています。

そういった個人の態度・行動の変容が、より実効性や継続性の高い合意形成をするための素地づくりになるのではないかと思っています。つまり、私たちは「あの人はこれを大切にしているんだ」ときちんとわかれば、それを無下にするような判断や合意形成はできなくなるのではないか、ということです。しかも、その人が私の大切にしているもの」をわかってくれているならば、なおさらそうなのではないでしょうか。そのような関係の積み重ねが、「大切なものを大切にできる社会」をつくる力になるのではないかと考えています。

なお、ワークショップは、対話型アート鑑賞、ワールドカフェ、リフレクション(振り返り)を組み合わせた、実験的なものになっています。今回ファシリテーターをしていただく戸塚さんによると、欧米では小中学校の教育プログラムになるようなものですので、気張らず、また、美術や音楽についての知識は全く必要ありませんので、ご安心ください。

ぜひ逢いにきてくださいね🌻

なお、戸塚さんが対話型鑑賞について書かれた記事も、参考に掲載しておきますね。

まだ語られていない物語は何ですか

ご覧いただきありがとうございます。反町キヲイチロウのブログです。群馬ローカルのママチャリで行ける範囲で、参加型の場づくりを練習しています。

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