大きく考え、深く信じ、小さなアクションを続けよう(2017.11.11Local is beautiful しあわせの経済世界フォーラムふりかえり②)
前回はフォーラムで知った、(大企業のための)グローバリゼーションと、ローカリゼーションの考え方について自分なりに理解したことを、対比的に整理してみました。
ここからは少しづつ自分の活動の話とも重ねていきます。
■自分自身の立場
これはつまるところ、価値観の問題です。つまり、幸せについてのものさしのあり方が問われています。その中で、私たちは、どのような世界観、どのような日常のあり方を選んでいくのでしょうか。
それを考える1つの枠として、"グローバリゼーション"と、ローカリゼーションという考え方は参考になるものだと思います。
あまり二項対立的に捉えると、また批判者ホイホイをしてしまうかもしれないけれど、今は、はっきりさせておきます。
俺は個人として、後者のローカリゼーションの考え方に賛同しています。
■連帯するときが来た
ヘレナさんによると、現代の多くの社会問題は根っこでつながっています。
ということは、俺らはそこを叩けば、様々な問題を一気にまとめて解決することができるということになります。
逆にいうと、その深く大きな原因を叩くためには、これまで分断され、交わることのなかった分野が、有機的に連帯をする必要があると、俺は考えています。
アベンジャーズやオーシャンズのように。
ワンピースでもいいかも。
その海賊旗になるのが、「ローカリゼーション」かもしれません。
■大きく考え、深く信じ、小さなアクションを続けよう。
俺らは、ママチャリで行ける範囲で、安心して大切な話をするための参加型の場をつくっています。また、そうする人を増やそうとしています。
今回学んだ言葉を使って、改めてその意味を考えれば、次の3つになります。
①大きく考えることを助け合う
「あなたがしていることは、どのように他者や社会に影響している?」
「私たちは、どのような社会に住んでいたいのだろうか」
そういうのって、なかなか自分だけでは、わからないものです。少なくとも、俺は、わからなくなっちゃう。だから、それをみんなで、多様な視点を持ち寄って考えられるような環境、顔の見えるコミュニケーションインフラをつくろうとしています。
そのために、違いから学びあったり、ポジショントークを超えて、顔が見える人間としての関係へと、みなで「つながりなおす」ことを練習する必要があります。
②小さなアクションをつなぐ
草の根的なアクションとそのネットワークで、ムーブメントを起こす必要があります。
実に、インドの独立を支えたのは、非暴力・不服従という概念ではなく、1人から数え切れない人々へと広まった「糸紡ぎ」という小さなアクションであったそうです。
つまり、個々のアクションは、小さくても、それらを大きな視点で、つなぎ合わせることができれば、システム(文化、制度、仕組み、集団的な思い込み…関係性)の変化をつくることができるということです。
私によれば大切なのは、
はじまりは私であり、あなたという個人であるという意識ではないでしょうか。
あなたが口にするもの、着るもの、あなたが発する言葉、人との接し方を、選ぶことができるのは、きっと、あなただけです。
選ぶとは、拒絶することも含んでいます。
望まないものを拒絶できていますか。
③「手触り感」の先にあるもの深く信じる
こんな活動をしている理由は、はっきり言える勇気が出たので言うと、
なによりも、自分の心の充足のためです。
そして、家族や友人の心の充足のためです。
それに加えて、今回のおかげで、
ご近所で大切な話をし、小さなアクションをつなげること、
つまり、「手触り感」、人間の体温を肌できちんと感じられる範囲で、愛と誠実を尽くすことは
世界中の個性的なやつらのための応援になっており、地球規模での健全なシステムづくりに貢献することであると、信じることができました。
なんだか勝手に家族や友人が増えたと思っています。インド、中国、メキシコ、イラク、台湾、タイ、ブータン、イギリスなどのみんな
みんなが見せてくれた故郷の写真、着ていた衣装や、話している言葉の響きが本当に美しいと思い、気に入っています。
そして、この美しい地球
それで、これが俺の故郷です。
(@沢渡温泉付近の山中, 群馬県中之条町)
(東部まつり・母校の小学校で行われる地域祭,自宅から徒歩数分)
子供たちによる演奏が美しいです。
こうしたことに貢献していることを想像して、信じるのは、とても心豊かなことだな、と思います。
■さいごに
俺らの活動は、顔の見える人たちに贈り物をされているから、できることです。手放しで信用して、ギブしているから、誰かに嘘を付かれたり、裏切られた瞬間に終わってしまうかもしれない。
でも、なんとなく元気にやっているのは、ご近所の仲間たちのおかげです。心からありがとう。
さて、
もう既に、俺たちには、愛が備わっているんだ。
大気圏を突き抜けて、世界へと降り注いで溢れさせるほど、与えても与えても、余りある愛が、既に、十分に、完全に備わっている。
それを祝福しよう。早速フォーラムの翌日は、ご近所で友人がつくったビールを、みなで分かち合っていました。
それで、知らないうちに、近所から凸凹した個性的なやつらが集まってきて、笑いあう。
(@シンキチ醸造所・ザブン, 群馬県高崎市)
ローカルに生きる私たちの日常がさらに意義深く、愛しくなったのは、このフォーラムの
「おかげさまー!」
(って、サティシュさんがめちゃ言ってた)
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