人の自己イメージを再構成するお手伝い(2017.2.3練習ふりかえり)
最近、キャリアカウンセリングの集中トレーニングをしています。
理論的に教えていただいているので、敢えてふりかえりは散文的に。
人の話を聴いて、人の自己イメージを再構成するお手伝いをします。
たとえば「孤独と犠牲」という経験が日なたにあるとすれば、その影には、「つながりと貢献」という物語が隠れているのかもしれません。
私はその共同著者になるのですが、耳をすませて寄り添うだけで、ペンを握っているのは相手です。
…
彼の中の日向にいるのは、既に見知った自己だ。
外側にある光に照らされてきた。
私は鏡になる。
彼の経験をともに再現する。
描写が緻密であるほど
リアルな感情が湧き上がり
それを力に意味の流れが出現してくる。
それらは、ぼんやりとした内なる光となる。
私は虫眼鏡になる。
虫眼鏡をもつのは、彼だ。
彼は、自己の日陰の部分にその光をあてる。
様々な角度から試してみると、
その光の焦点が、集まるスポットがある
ジリジリジリ やがてそこに煙が立つ
種火は小さいけれど、確かなものだ。
私は団扇になる。
種火に少しづつ風を送る
炎が上がる。
事実はなにも変わらない
しかしその炎越しに彼は新しい世界を見ている
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