対話手法を自分のものにするために(「これからはストーリーで、リーダーシップを発揮する」ふりかえり⑤)
この記事は前回からの続きです
私は過去にこの手法を使うことに一度チャレンジしスベり倒しました。
■なぜ私はうまくできなかったのか
その失敗の原因は「私ひとりのアートで、場をつくり、支えようとしてしまったこと」です。これまでの「アート」と「皆で器になる」ことの考察を踏まえると、それはつまり、こうです。
- テクニックやアプリケーション(やり方)だけに注目してしまった
- その場にいるひとりひとりのアートに敬意を払わなかった、耳を済ませようともしなかった
- その場にあるアートの組み合わせだからこそ、起きることを察知しようとしていなかった(一度体験したことと同じものを再現しようとした。その時とは、違うアートがそこにあるのに)
- 自分一人で場をホールドしようとしていた(参加者が場に貢献できるための余白を空けていなかった)
もっと痛いところをつくとこうです。
- 「私のアートはなんだろうか?」という問いに十分に向き合っていなかった
(私のアートだからこそ展開できる場の可能性に目を閉ざしていた)
それに対してまだ満足できるような答えは出ていませんが、少なくとも問うことは今はできています。
■対話手法を自分のものにするために
コレクティブストーリーハーベスティング等の対話手法を使いこなすために必要なのは、この意識です。
「ひとりひとりのアートをつなぎ、器をつくる」
具体的には過去のエントリーで書いたとおりです。「アート」は、組み合わせることで、強力な集合的創造を起こします。集団でもそうですし、個人の内部でいくつかのアートを組み合わせても、いいのでしょう。
今回の場合は、「固い土から芽吹いてハイタッチしてまわる木」の美しい絵という形でそれはハーベストされました。
この絵は、私たちがその場で生成した大切な意味をたくさん表現していて、私にとって重大な価値があります。
次の投稿で(おわらないのかよ)
今回の講座への参加した経験全体を通じて、私自身に起きた変化を書き留めて、おわりにしたいと思います。
つづく・・・
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